Time and Space

小林靖子脚本と時間SF作品を敬愛する者

未来戦隊タイムレンジャー CaseFile1「時の反逆者」

(脚本:小林靖子 監督:諸田敏)
まず西暦3000年から始まり世界観説明がなされる意欲的な構成。この1話の時点でキャラクターの描きわけがしっかりと出来ていて脚本家である小林靖子さんの力量が伺えるのですが、この第1話最大のポイントは「見ず知らずの5人」であるということ。ナンパをするお調子者のドモン、それを軽くあしらう気が強いユウリ、そんなドモンをからかう皮肉屋のアヤセ、ドモンにサインを求める人懐っこいシオンとパッと見ただけでキャラクターの特徴や性格が把握できるような構造になっています。タイムレンジャーは抱えているテーマは複雑ですが見せ方が上手いので非常に分かりやすく頭に入ってくるのが良いです
描写も念入りで、ロンダー刑務所からドルネロ脱走→リュウヤ隊長に扮したリラが適当にメンバー4人を選ぶ→20世紀に着いた所でリラが時間飛行体ごと爆破→気絶した4人を主人公の竜也が見つけるという流れになっている訳ですね


そこでリュウヤ隊長にそっくりな竜也をリュウヤ隊長と誤解し襲いかかる4人ですがこの乱闘シーンはよく撮れているなぁと感心。役者さん達も演技は1話の時点でそれなりに出来ているし、アクションもキチンとこなせる人たちを選んできているのが伝わってきます。
特に永井マサルさんなんて今考えるとデビュー当時とはいえ凄い役者さんをキャスティングしてるんだなぁと思います。まだ棒気味な感じはあれど「浅見竜也」というキャラクターを見事に演じきっています。
クロノチェンジャーの初期起動に5人必要という事で竜也を口車に乗せてタイムレンジャーに協力させるユウリ。こういうやりとりや会話でキャラクターの性格が見えてくるのが小林靖子脚本の良い所ですね。
まだ1話ということもあってアテレコは若干下手な感じはありますが、やっぱりビジュアル面では優秀な役者さん達というか、それぞれのキャラクターに合った役者さんをビシッと選んでいるのが伝わってきて好印象。
とはいえ物語はまだ土台に乗っていないので感想としてはこんな所ですね。タイムレンジャーという作品の本質がビシッと見えるのはやはり2話からと言った感じ